見せられない仕事だからこそ、ものづくりへの考え方を伝える
研究開発現場から生産現場までを支える試作品製作では、守秘義務の関係から、公開できる情報に限りがあることも少なくありません。
実際に製作した試作品や部品、加工内容、工程についても、詳しくご紹介できない案件が多くあります。
そのため(株)アリスでは、製品写真や加工事例を並べるだけではなく、「どのような考え方でものづくりに取り組んでいるのか」を伝えることも大切だと考えています。
当社では、試作サンプルや透明加工サンプル、各種加工サンプルなどを製作し、公開できる範囲で技術をご紹介しています。
ただし、こうした公開用サンプルだけで、実際の開発案件で求められる技術や対応力のすべてを表現することは簡単ではありません。
試作品製作の仕事には、完成した製品だけを見ても分からない技術が数多くあります。
たとえば、どの材料を選ぶのか。
どの加工方法が適しているのか。
どの順番で加工すれば精度を安定させやすいのか。
どこまで機械加工で仕上げ、どこから人の手で調整するのか。
複数の部品を組み合わせる場合には、組立後の状態まで考えて寸法や工程を決める必要があります。
加工条件、材料選定、工程設計、仕上げ、組立調整。
こうした目に見えにくい部分の積み重ねが、最終的な品質につながっています。
だからこそ、ホームページなどで技術をお伝えするときも、完成品だけではなく、「なぜその方法を選ぶのか」「どのようなことを考えながら製作しているのか」まで伝えていくことが大切だと考えています。
これは、お客様に当社の仕事を知っていただくためだけではありません。
これからものづくりの仕事に関わる人にとっても、試作品製作が単に機械を動かして部品をつくる仕事ではなく、考えながら形にしていく仕事だと知ってもらうことにつながります。
(株)アリスでは、これからも研究開発現場から生産現場までを支える試作サンプル、部品、治具、アッセンブリーユニットの製作に取り組んでいきます。
そして、公開できる情報に限りがある中でも、技術だけでなく、品質への考え方やものづくりへの姿勢まで伝わる会社案内を積み重ねていきたいと考えています。