開発試作の品質を左右するのは、設備だけではなく「判断の質」です
ものづくりの会社を見るとき、加工設備や機械の種類に目が向くことがあります。
もちろん、設備は重要です。
しかし(株)アリスでは、研究開発や開発試作の品質を決めるのは、設備だけではなく「どのような情報から、どのような判断をするか」だと考えています。
会社の経営資源としてよく挙げられるのが、「ヒト・モノ・カネ・情報」です。
試作品製作に置き換えると、それぞれの役割がよく分かります。
ヒトは、図面や目的を理解して製作方法を考えます。
モノは、マシニングセンタや工具、材料など、実際に試作品を形にするために使います。
カネは、設備や材料、外部の専門技術など、必要な方法を選択するために欠かせません。
情報は、材質、形状、数量、精度、用途、納期など、判断するための基礎になります。
重要なのは、この4つを単純に多く持つことではありません。
案件に合わせて、どのように組み合わせるかです。
例えば、ある樹脂部品を製作するとします。
形状だけを見れば切削加工で製作できても、必要数量や今後の量産計画によっては、別の方法を検討した方がよい場合があります。
反対に、数量が少なく設計変更の可能性が高い段階では、金型をつくるより切削加工で試作した方が、開発を進めやすいことがあります。
つまり、良い設備を持っているから、その設備を使うという考え方ではありません。
目的に対して、どの方法が適しているかを判断することが大切です。
そのためには、情報の質も重要になります。
図面だけでなく、
何を確認するための試作なのか。
今後どのような予定で開発を進めるのか。
どこが重要な部分なのか。
こうした背景が分かれば、選択できる製作方法も変わります。
さらに、必要であれば自社設備だけにこだわらず、得意な技術を持つ協力会社様と連携することも一つの方法です。
(株)アリスでは、自社で加工することそのものを目的にしているわけではありません。
研究開発や生産現場で必要とされているものを、品質・納期・コストを考えながら、できるだけ良い方法で形にすることを大切にしています。
そして、こうした判断を積み重ねるためには、ヒト・モノ・カネ・情報だけではなく、人や仕事を引き寄せる「魅力」も必要だと考えています。
良い仕事には、良い人や技術とのつながりが欠かせません。
技術を持った協力会社様。
真剣に開発に取り組むお客様。
新しいことを学ぼうとする人。
そうした方々と一緒に仕事ができることも、会社にとって大切な力です。
(株)アリスでは、設備だけではなく、判断する力、人とのつながり、そして一緒に仕事をしたいと思っていただける魅力を高めながら、研究開発から生産現場までの試作品製作に取り組んでいきます。