目の前の出来事だけで、答えを決めない。
仕事や人生の中では、思いどおりに進むときもあれば、予想していなかった問題が起きることもあります。
良い結果が出れば、このまま順調に進めるように感じます。
反対に、失敗や停滞が続けば、もう難しいのではないかと思うこともあります。
しかし、一つの出来事だけで、その先まで決まるわけではありません。
(株)アリスでは、目の前で起きたことを最終的な結論として見るのではなく、変化の途中にある一つの結果として捉えることを大切にしています。
開発試作の仕事でも、最初の加工ですべてがうまくいくとは限りません。
想定した精度が出なかった。
材料が予想以上に変形した。
加工方法と形状の相性が良くなかった。
一度の結果だけを見れば、失敗に思えるかもしれません。
しかし、その結果から原因を確認し、固定方法や加工条件、工程を見直すことで、次の製作では安定した品質へ近づけることがあります。
反対に、一度うまくいったからといって、その方法が確立されたとも限りません。
同じ条件で再現できるのか。
材料や形状が変わっても応用できるのか。
なぜ良い結果になったのか。
成功したときにも冷静に振り返ることで、偶然を技術へ変えることができます。
良いことが起きたときに有頂天にならず、悪いことが起きたときに必要以上に落ち込まない。
今の結果は、次へ進むための情報かもしれないと考える。
そうすることで、物事を少し長い流れの中で見られるようになります。
もちろん、失敗を軽く考えるという意味ではありません。
現実に起きたことを正しく受け止め、必要な対応を行うことは欠かせません。
大切なのは、問題が起きたという事実と、「すべてが駄目になった」という結論を分けて考えることです。
(株)アリスも、まだ成長の途中にあります。
技術や仕組み、働く環境について、うまくいったこともあれば、見直しが必要になったこともあります。
一つの結果で会社の可能性を決めず、そこから何を学び、次にどう動くのかを考える。
目の前の出来事を途中経過として受け止めることが、変化の中でも落ち着いて前へ進む力になると考えています。