透明樹脂の比較で重要なのは材料ではなく評価条件です
2020.11.29
アクリル(PMMA)とポリカーボネート(PC)の透明性を比較する際は、材料データだけで結論を出すことはできません。
一般的な全光透過率ではアクリルの方が高い数値を示しますが、試作品では加工方法や仕上げ状態によって見え方が変わります。そのため、実際の評価では「どの条件で比較したか」が非常に重要になります。
例えば、板材のまま測定した透明性と、切削加工後に評価した透明性では結果が異なる場合があります。切削条件や工具、仕上げ方法によって表面状態が変化し、光の透過率や見え方にも影響するためです。
(株)アリスでは、透明部品の試作では同一条件で比較・評価することを大切にしています。同じ形状、同じ加工方法、同じ仕上げ条件で比較することで、材料本来の違いや用途への適性を判断できます。
透明性は、材料だけで決まる性能ではありません。加工条件や仕上げ品質を含めて初めて評価できる性能です。
そのため、透明部品を設計・試作する際は、材料選定だけでなく、加工方法や仕上げ工程まで含めて検討することが重要になります。(株)アリスでは、透明樹脂部品の試作を通じて、用途に合わせた透明性の実現を目指したものづくりを行っています。
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