樹脂・金属・複合材における複数案件の並行設計と加工対応
(株)アリスでは、アルミや真鍮といった金属加工に加え、近年はポリカーボネート(PC)など透明樹脂の加工需要が増加しています。特に外観確認や機能確認を目的とした部品では、透明性・寸法精度・勘合精度のバランスが重要になります。
現場では、用途ごとに材質が分かれており、アクリル型を用いたシリコン部品用の金型設計では、2面データの作成が完了し、加工段階へ移行しています。形状精度と離型性を両立させるため、設計段階でのクリアランス設定と加工条件の整合性が重要になります。
また、HDPE(高密度ポリエチレン)を用いた治具製作についてもデータが完成し、加工準備が進行しています。HDPEは柔軟性と耐薬品性を持つ一方で、切削時の寸法安定性に注意が必要な材料であり、用途に応じた加工条件の選定が求められます。
アルミ治具については並行して製作を進めており、剛性と加工精度の両立を重視した設計を行っています。複数案件を同時に進行させる場合でも、工程ごとの優先順位とデータ精度を管理することで、全体の安定性を確保しています。
PPやPOMの部品加工については現在打ち合わせ段階にあり、用途・荷重条件・摺動特性などの確認を行いながら、仕様の最適化を進めています。材料特性に応じて加工方法を調整することで、安定した品質確保を前提とした設計を行っています。
(株)アリスでは、単一案件の処理ではなく、複数材質・複数工程を同時に成立させることを前提としたエンジニアリングを行っています。設計データ作成から加工までを一貫して扱うことで、研究開発現場から生産現場までの要求に対してスピーディーかつ安定した対応を実現しています。