機械加工にも職人技があるということ
研究開発現場から生産現場までのものづくりにおいて、(株)アリスでは「機械加工にも職人技が存在する」と考えています。
特にプラスチック樹脂の切削加工では、単純に機械を動かせば同じ品質になるというものではありません。
素材ごとに特性が異なり、加工方法も変わってきます。
例えば、
・刃物の種類や径
・回転数
・送り速度
・切り込み量
・加工順序
・仕上げ方法
など、多くの要素を考えながら加工条件を決めていきます。
また、同じ形状であっても、求められる品質によって加工内容は大きく変わります。
高精度や高外観品質が求められる場合は、粗加工だけではなく、中仕上げ、仕上げ加工と段階的に工程を組み立てながら、刃物も使い分けていく必要があります。
特に透明樹脂や外観重視の試作品では、わずかな加工跡や熱影響も仕上がりに大きく影響します。
そのため、どの条件で加工すれば最終仕上げが美しくなるのかを考えながら、加工方法を組み立てていくことが重要になります。
また、加工品質を高めるためには、後工程だけに頼らないことも大切だと考えています。
例えば、磨き工程で無理に修正するのではなく、機械加工段階でできる限り美しく仕上げておく。
その積み重ねによって、全体の品質や効率も変わってきます。
だからこそ、加工プログラムの作り方や、機械の使い方にも経験や感覚が必要になります。
同じ設備を使っていても、加工方法や考え方によって、仕上がりや加工時間には差が出ます。
そこに、機械加工ならではの職人技があるのだと思います。
(株)アリスでは、研究開発から生産現場までを支える試作という領域の中で、これからもプラスチック樹脂加工の技術を磨きながら、より高品質なものづくりを追求していきたいと考えています。