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ナイロン切削における吸水による寸法変動の管理方法(MCナイロン含む)

2026.03.07

加工時は問題ないが、納品後に寸法が変わる。
ナイロンでは、このズレが一定条件で発生します。

(株)アリスでは、この原因を「吸水による体積変化」として管理しています。
ナイロンはポリアミド構造を持ち、空気中の水分を吸収します。
この吸水により、膨張と機械特性の変化が同時に起こります。

発生条件は明確です。
・湿度環境の変化(加工場→使用環境)
・薄肉・高精度部品
・嵌合部品(クリアランス設計あり)

特にMCナイロンでは、吸水率が高く影響が大きくなります。

対応は加工条件ではなく、前後工程で行います。

まず材料管理。
加工前の保管環境を一定にし、含水状態を揃えます。

次に加工後。
即時測定だけでなく、時間経過後の再測定を行います。
この差分を把握し、設計値との関係で判断します。

嵌合部品については、
使用環境を前提にクリアランスを設定します。
図面通りに作るだけでは成立しないためです。

結論として、
ナイロンの寸法精度は、吸水変動を前提にした管理で成立させると考えています。

材料状態の統一・時間差測定・環境前提設計で対応します。

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