ポリカーボネート(PC)・アクリル(PMMA)透明化技術へのこだわり
(株)アリスでは、創業期から一貫してポリカーボネート(PC)や
アクリル(PMMA)といった透明樹脂の切削加工と、その後工程と
なる透明化技術に向き合ってきました。
透明部品は「削れば終わり」ではありません。
切削条件、刃物の選定、加工順序、応力の残り方など、わずかな違いが
白化や歪み、透明度のムラとして現れます。
そのため、(株)アリスでは、形状や用途ごとに加工方法を考え抜き、
テスト加工と検証を何度も繰り返しながら技術を積み重ねてきました。
透明化工程においても、単なる表面処理ではなく、素材特性を理解した
うえでの工程設計を重視しています。
研究・分析を通じて得られたデータを蓄積し、
「どの順序で、どの条件で行えば最も安定して透明性を引き出せるか」を追求。
その結果、開発試作の現場で求められる、歪みが少なく、再現性の高い透明部品
や可視化モデル、レンズや導波路などを安定して製作できる体制を整えてきました。
近年では、家電・車載・医療・産業機器など、透明部品に求められる役割はますます
高度化しています。
単なる外観確認だけでなく、内部構造の可視化、光の透過や拡散の確認、センサーや
ライティング用途での機能評価など、試作段階での透明部品の重要性は高まる一方です。
(株)アリスの透明化技術は、そうした、実際に使って検証するための試作サンプルや
生産現場での小ロット可視化部品などを製作する技術でお客様に貢献することを目的に
磨かれてきました。
技術に完成形はありません。
素材や加工環境が変われば、最適解も変わります。
だからこそ(株)アリスは、これまで培ってきたポリカーボネート(PC)、塩ビ(PVC)や
ポリメチルペンテン(PMP)などを中心としたプラスチック樹脂の透明化技術を基盤に、
これからも製造技術を見直し、洗練させ続けていきます。
お客様が安心して開発を進められるように、その工程を支える存在でありたいと考えています。