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PPS(ポリフェニレンスルファイド)の切削加工実績と特性

2022.04.14

(株)アリスでは、PPSをはじめとした各種プラスチック樹脂材料を使い、
試作品・治具・部品・生産ラインのユニットなどの製作を手掛けてきました。

以下は、PPSを選定する際の基準および(株)アリスでの対応実績です。

■ PPSの基本的な特性とメリット

PPS は、高性能エンジニアリングプラスチックで、
耐熱性・耐薬品性・寸法安定性・機械的強度などに優れた素材です。

融点は約 280℃、連続使用温度は約 220〜260℃ 程度とされ、高温環境でも
安定した物性を維持します。

化学薬品、有機溶剤、酸・アルカリなどに対して高い耐性があり、耐薬品性に
優れているため、過酷な環境下でも劣化しにくい特徴があります。

電気部品・電子機器部品にも使われるほど、優れた電気絶縁性や寸法安定性を
持ち、加工後も安定したパフォーマンスが期待できます

■ PPS のグレードと形状バリエーション

通常の純粋PPS(N)のほか、強度や剛性・熱変形耐性を高めた ガラス
繊維強化グレード(ガラスコンパウンド) がよく使われます。

たとえば、G40=ガラス繊維40%入りなど。

色は「ナチュラル(自然色)」のほか「黒色」などがあり、用途・要件に
応じて選べます。

(株)アリスでは、PPSの板材や棒材などの素材から切削加工で治具や
試作サンプル、機構部品や機械部品など、多様な用途の切削加工品を
製作して来ました。

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