PPヒンジ機能を試作段階から成立させる ― 切削加工×試作金型×射出成形の一貫対応
2024.11.27
ポリプロピレン(PP)は、薄肉部で繰り返し曲げに耐える“ヒンジ機能”を実現できる数少ない樹脂です。いわゆるリビングヒンジは、材料特性を正しく理解し、板厚・R形状・繊維配向・流動方向まで設計に織り込むことで初めて成立します。(株)アリスでは、このヒンジ機能を試作段階から検証できる体制を構築しています。
まずCNCマシニングセンタによる切削加工で、ヒンジ部の厚み・R寸法・溝形状を変えた複数パターンを短納期で製作します。切削試作により、曲げ耐久性・復元性・開閉トルクの傾向を事前に確認できます。ここで得られたデータをもとに、射出成形時のゲート位置や樹脂流動方向を最適化し、ヒンジ寿命を最大化する設計へと反映させます。
次の工程では、アルミベースの試作金型を用い、量産に近い条件で射出成形を実施します。モールドベース共有型やカセット構造を活用することで、コストを抑えながらスピーディーに立ち上げます。ヒケ・ソリ・肉厚変動による応力集中も事前に検証可能です。
重要なのは、「削れる」ことと「成形で成立する」ことは別という視点です。(株)アリスは、切削試作で形状検証を行い、試作金型で材料挙動を確認し、本型へと確実につなげます。
PPだからこそ可能なヒンジ機能を、構想段階から量産前提で成立させる。
開発現場のスピードと確実性を両立させる試作は、(株)アリスが一貫して支えます。
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