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POM/ジュラコン/ポリアセタールの特徴について

2022.12.31

POM/ジュラコン/ポリアセタールはエンジニアリングプラスチックに分類
される熱可塑性のプラスチック樹脂です。

比重は1.45と比較的に軽く、溶けてしまう融点は165℃、柔らかくなってしまう
軟化点は約150℃、熱で変形していまう温度は155℃、耐熱温度が約110℃となって
います。

POM/ジュラコン/ポリアセタールは、90℃~100℃といった温度の高い環境
でも連続して使用できる熱に比較的強いプラスチック樹脂です。

化学的な正式名称は、ポリオキシメチレン(Polyoxymethylene)です。
POMはその略語みたいです。
東日本ではポリアセタール、西日本ではジュラコンと呼ばれているように
思います。

POM/ジュラコン/ポリアセタールは、耐衝撃性、耐摩耗性、摺動性、電気
的特性に優れているので、歯車やプーリー、ベアリング用レールなど、他の
部品と接触して機能する部品に使われています。

POM/ジュラコン/ポリアセタールは自己潤滑性をもつ素材のため、アルミ
やステンレスといった金属との摩擦係数が特に低いため、摺動する相手部品
が金属だという事も多々ございます。
真鍮などの金属ギアをPOM/ジュラコン/ポリアセタールのプラスチック樹脂
ギアに変更する場合も多々ございます。

アルミ同士の組み合わせではアルミがすぐに削れて偏芯するのですぐにダメ
になるので何とかしたい。
そういった相談があったので、アルミとPOM/ジュラコン/ポリアセタール
素材の部品に変更してもらったら、削れる事なく寿命が大幅に伸びた。
そういった事も多々ございました。

吸水性が小さいので温度湿度の変化や液体が掛かる部分でも寸法安定性が
優れていて、耐溶剤性も高いので溶解などせず、水分を含んでの膨張による
不具合も起こにしくく安定した機能を発揮します。

これは私たち部品加工している側のメリットになりますが、
POM/ジュラコン/ポリアセタールは加工性が良くCNC
マシニングセンタで切削加工してもサクサク削れるので
寸法精度も確保しやすく、ソリも発生しにくい素材です。

開発での試作単品や図面やデータがない現物からのリバース
エンジニアリングで1個でも製作しています。

50個や100個といった切削加工で製作する機械加工部品だけでなく
500個や1,000個以上の射出成形品の量産部品も承ります。

POM/ジュラコン/ポリアセタールの部品製作はお気軽に
お問い合わせ下さい。


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