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MCナイロン・ナイロン(PA6/PA66)・POMはどう使い分けるべきか

2025.08.25

樹脂部品の設計において、「MCナイロン・ナイロン(PA6/PA66)・ポリアセタール(POM)のどれを選ぶべきか」というご相談は非常に多くあります。いずれも代表的な機械用樹脂ですが、選定を誤ると精度・耐久性・コストのいずれかに無理が生じるケースがあります。

(株)アリスでも、材料指定ではなく「用途ベース」でご相談いただくことが多く、実際には単純な性能比較ではなく、“どこに使うか”で判断が分かれます。

まずMCナイロンは、強度・耐摩耗性に優れており、荷重がかかる部位や摺動部品に適しています。一方で吸水による寸法変化があるため、高精度部品には注意が必要です。

ナイロン(PA6/PA66)は、コストと性能のバランスが良く、幅広い用途に対応できます。ただし、同様に吸水性があるため、環境による寸法変化を考慮した設計が求められます。試作段階やコスト重視の案件で選定されることが多い材料です。

ポリアセタール(POM)は、吸水が少なく寸法安定性に優れているため、精度部品や嵌合部品、動作部品に適しています。安定した加工性もあり、仕上がりの再現性が求められる場面で選ばれます。

このように整理すると、「強度重視ならMCナイロン」「バランスならナイロン」「精度重視ならPOM」となりますが、実際の現場では形状や使用環境、必要精度によって最適解は変わります。

(株)アリスでは、単純な材料提案ではなく、「その用途で成立するか」という観点で材料選定を行っています。特に、量産前の試作段階や、材料変更によるコスト調整を検討する場面でご相談いただくことが多くあります。

結果として、過剰品質の見直しや、加工トラブルの未然防止につながるケースも少なくありません。

まだ仕様が固まっていない段階でも問題ありません。どの材料を選ぶべきか迷われている段階からでもご相談いただければ、用途に応じた最適な選定をご提案いたします。

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