【前編】(株)アリスが得意とするアクリル切削加工部品の透明化処理とは
2022.10.18
(株)アリスが得意とするアクリル(PMMA)切削加工部品の
透明化処理についてご紹介します。
アクリル(PMMA)は透明性に優れた素材ですが、切削加工を行うと
刃物で“むしり取る”ような加工となり、微細な傷が表面に残ります。
その結果、白化や曇りが発生し、本来の透明度が大きく低下してしまいます。
この透明度低下は、単に研磨を行えば解決するものではありません。
アクリル(PMMA)の透明度を最大限に引き出すためには、切削加工段階から
透明化処理を見据えた大胆かつ繊細な加工と、その後の丁寧で誠実な仕上げ
工程が不可欠です。
(株)アリスでは、加工と仕上げを一連の工程として捉え、透明部品として
成立する品質を追求しています。
まず重要となるのが切削加工です。
鋭い切れ味を持つ高品質な切削工具を使用し、刃物の状態にも細心の注意を払います。
刃物の切れ味は透明度に直結するため、摩耗した工具は使用せず、常に良好な状態を
維持します。
また、回転数・送り速度・切込み寸法を最適化し、まるで職人が仕上げたような
加工面を目指します。
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