PMP(TPX)ポリメチルペンテンは何が違うのか!?
PMP(TPX)ポリメチルペンテンと他透明樹脂との比較した特長です。
プラスチック透明樹脂を選定する際、アクリル(PMMA)やポリカーボネート(PC)が
候補に挙がることが多い中で、PMP(TPX)ポリメチルペンテンは少し異なる立ち位置の
素材です。
(株)アリスでは、切削加工の実務を通して、これら素材の違いを用途別に考えてきました。
まずアクリル(PMMA)は、透明度が非常に高く、外観重視の用途に適した素材です。
一方で、耐熱性や耐衝撃性は高くなく、薬品や高温環境では使用条件が限定されます。
光学用途や表示モデルには有効ですが、実使用部品としては制約が出やすい素材です。
ポリカーボネート(PC)は、耐衝撃性と耐熱性のバランスが良く、幅広い分野で使われて
います。
ただし、薬品耐性やスチーム耐性では注意が必要な場合があり、長期使用や滅菌工程を
伴う用途では材質選定に検討が必要です。
また、比重が高めで、軽量化が求められる用途では制約になることもあります。
これらに対してPMP(TPX)は、耐熱性・耐薬品性・耐スチーム性に優れ、蒸気滅菌にも
対応できる点が大きな特長です。
さらに比重が小さく非常に軽量で、電気特性にも優れています。
食品用途に関する各種規格をクリアしているため、医療・分析・食品関連の分野で実使用を
前提とした検討がしやすい素材です。
一方で、PMPは「万能素材」ではありません。表面硬度は高くなく、切削加工では工具条件や
熱管理を誤ると品質に影響が出やすい材料です。
(株)アリスでは、こうした素材特性を前提に、切削条件・工程設計を最適化し、用途に
耐えうる精度と品質を確保しています。
素材選定で重要なのは、性能を単純に比較することではなく、
「どの用途に、どの特性が必要か」を明確にすることです。
(株)アリスは、PMP(TPX)をアクリルやPCと同列で扱うのではなく、特性を理解したうえで
的確に使い分けることで、開発や評価工程に確実に貢献します。
在庫がある素材はカットサンプルを無償提供して実際の現場でテストしていただいております。
素材を知り、違いを判断し、結果につなげる。それが(株)アリスの機械加工です。