PPS(ポリフェニレンスルファイド)切削加工の専門対応

(株)アリスで注意しているPPS(ポリフェニレンスルファイド)の
切削加工での取り扱いと注意点です。
(株)アリスでは、PPS素材を切削して試作品や治具、機構部品などを
製作しています。
切削加工なら、金型レスで次のようなメリットがあります。
設計データ通りの形状・寸法に、高精度で製作できる。
ガラス繊維入りグレード(G40等)でも精度・安定性を確保できる。
試作段階の評価、小ロット、多品種にも柔軟に対応可能。
しかし、素材特性として以下の注意も必要です。
●ガラス繊維入りPPSは刃物摩耗が早く、また硬く、エッジが
欠けやすい。
●PPSのナチュラル(N)グレードは靭性が低くノッチに弱い。
また応力集中が起こりやすい形状なので破損しやすい。
成形部品では起こりにくい割れや欠け、反りなどが発生する
可能性も高いので、開発段階での試作サンプルでは、切削
加工用にする配慮が必要になるかもしれません。

(株)アリスでは、どうしても実現したい、今までにない薄肉や複雑な
形状の部品加工でもノウハウで割れないようにしたり、実現できるのかを
テスト加工して見極めるなどの対応をします。

■ (株)アリスの PPS 加工への取り組み
(株)アリスはプロのエンジニアリング会社として、PPSの加工実績も
豊富です。
PPS(N)・GF強化PPS(G40等)などを切削削加工して、試作サンプルの
1個から、少量多品種、量産前の機能試作品まで製作します。
高温環境・機械・電気・化学・自動車向けの厳しい要求にも対応
図面段階からの相談、素材グレードの提案も可能です。
開発の現場で求められる単品なども、確かな技術で形にします。

■ PPS切削加工でお困りの際は、(株)アリスへご相談ください
耐熱・耐薬品・寸法安定性が求められる部品は、PPSが最適なケースが
多くあります。
その一方で、素材特性を理解した切削加工が必要なため、経験のある
加工会社でないと難しい。
(株)アリスでは、「用途」「条件」「強度」「精度」 を踏まえた最適な
PPS加工を行います。

もちろん試作金型や簡易金型を使っての射出成形も対応しています。
数十個や数百個などをPPSで製作する量産試作サンプルや小ロット部品
の製作実績も豊富です。
どの程度の数量を製作すればよいのか?
開発現場では金型の改造を出来るようにしておきたいなど。
試作サンプル・治具・各種部品だけでなく、生産現場での部品や治具
なども含めて、PPSを使った部品の製作を検討されている方は、
どうぞお気軽にお問い合わせください。