透明品質を成立させる切削と仕上げ!!ポリカーボネート(PC)透明モデルの試作検証。
(株)アリスは、透明樹脂の切削加工において「見て評価できる状態を成立させること」を重要な技術テーマとして捉えています。今回の試作は、ポリカーボネート(PC)を用いた着色透明モデルです。厚み30mmの板材から削り出し、切削後に研磨工程を組み合わせることで透明化処理を行い、オリジナルの試作品サンプルとして仕上げました。
PCは耐衝撃性に優れる一方で、切削時の発熱や内部応力の影響を受けやすく、透明品質を維持するには条件設計が重要になります。(株)アリスでは、工具の刃先形状や回転数、送り条件を最適化し、白化や微細なクラックの発生を抑制することを前提に加工プロセスを構築しています。また、仕上げ工程では単純な研磨ではなく、最終用途を想定しながら透明度と面品位のバランスを調整しています。
今回のモデルでは染色も実施していますが、端面側に色が乗りやすく、濃淡差が出やすい点も確認できました。これは材料の断面構造や仕上げ状態が影響しており、均一な発色を得るためには、前処理から仕上げまでを一貫して設計する必要があります。このような現象も含めてデータとして蓄積し、次回以降の条件最適化につなげていきます。
(株)アリスでは、こうした加工テストを日常的に行っています。空き時間を活用し、形状や素材を変えながら切削条件や仕上げ方法を検証することで、実案件に対する対応力を高めています。特に透明部品においては、外観品質が評価そのものに直結するため、安定した再現性の確保が不可欠です。
一見シンプルな形状であっても、深さのある形状を高い透明度で仕上げるには、加工・熱・応力・仕上げのすべてをコントロールする必要があります。(株)アリスは、この複合的な条件を整理し、技術として積み上げることで、「評価に使える透明試作」を提供しています。
まだ検証途中の要素も多くありますが、こうした積み重ねが最終的に品質と信頼性に直結すると考えています。透明部品の試作や可視化モデルでお困りの際は、(株)アリスまでご相談ください。