（株）アリスが透明加工が惹きつける理由は、今の技術レベルがすべて
視えるからです。

生命が進化を続けるように、ものづくりの技術も「今、この瞬間」の
積み重ねで磨かれていきます。

透明部品を観察していると、心が静まり、感覚が研ぎ澄まされるような
感覚があります。

それに透明という素材は、技術のすべてを隠すことなく映し出すからです。

私たちが扱うアクリル(PMMA)やポリカーボネート（PC）、塩ビや
ポリメチルペンテン(PMP）などの透明素材も同じです。

CNCマシニングセンタで削ったり、表面処理を行えは、今のレベルを
正確に見抜くことができ、いかなるごまかしも通用しません。

工具の軌跡、送り速度、加工条件、刃物の切れ味、段取り精度、
磨きや透明化処理技術など、そのすべてが視える形で現れます。

画像のように、形状が複雑でミステリアスな透明部品ではなおさらです。

単に美しいだけでなく、高精度な加工技術、正確な工具選定、緻密な
加工プロセス設計、仕上げ技術など、あらゆる技術要素がバランスよく
揃って初めて形になる技術の結晶です。

だからこそ、透明サンプルをつくること自体が技術向上につながります。

加工条件の見直し、面粗度の追求、歪みや白ボケの対策など、透明加工品は、
技術の弱点も強みもすべて可視化してくれる技術の証なのです。

透明部品がなぜ人を惹きつけるのか！？

それは、透明という素材が 技術者の思考・精度・誠実さをそのまま映す存在
だから。

そして、その挑戦こそが技術者をさらに高いレベルへと導いてくれるからです。