開発ものづくりアリスの持論:試作金型と簡易金型の違い
2020.10.20
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大阪切削試作アリスではアルミ、SUS、鋼材などの金属素材や
MCナイロン、POM、ポリカ、アクリル、ABS、PBT、PPS、
TPX、PSU、ジュラトロンなどのプラスチック樹脂素材で、
試作品、治具、部品を製作しています。
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試作型と簡易型の違いです。
試作型は、当然、試作品を製作する金型です。
機能試作や量産試作などのサンプルを作るために
製作する射出成形用の金型です。
素材を鋼材からアルミに変更したり、モールドベースを
共有してのカセット型にであったりします。
素材を変更しても、寸法精度や品質は量産金型レベル。
モールドベースが共有のため、冷却装置が専用で
なかったりするのですが、量産部品の図面スペックは
クリアします。
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もし冷却に問題があれば専用でモールドベースを製作する
ので問題がありませんがありません。
ただし、生型で焼入れなどを行っていませんので、1,000個
や2,000個で型がダメになる場合もあります。
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簡易金型は、本型の簡易版タイプです。
試作型との違いは、小ロットの量産部品を生産する事です。
試作型のようにスライド部材の手ばらしや、型構造の
必要以上の簡素化をせず、数量成形する本型を小ロット
用にした金型の事です。
金型構造が変わってくるのですが、専門的な話です。
本型と比べて安価でスピーディーに製作できる簡易金型で
量産部品を製作する事が増えました。
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