機能を守るための金メッキ板金加工 ― 真鍮コンタクト部品の表面処理設計
2024.02.29
真鍮板を用いた板金加工部品に、金メッキを施した事例です。
本件における金メッキは、外観を良くするための装飾目的ではなく、
部品としての機能を安定させるための表面処理として選択しています。
真鍮は導電性に優れ、コンタクト部品や電気接点に多く使用されます。
しかし一方で、使用環境や保管条件によって表面が酸化しやすく、
酸化皮膜の生成により接触抵抗が増加するという課題があります。
試作や評価段階では問題が顕在化しなくても、
時間経過や環境変化によって性能が不安定になるケースも少なくありません。
そこで本事例では、真鍮の導電性を活かしたまま、
酸化・腐食を抑制する手段として金メッキを採用しました。
金は化学的に安定しており、酸化しにくく、
長期にわたり安定した電気的接触性能を維持できる特性を持っています。
表面処理を含めて部品機能を成立させる、開発部品ならではの判断です。
加工は板金加工にて形状を製作し、
その後工程として金メッキを実施しています。
板厚、曲げ形状、エッジ部の仕上がりなど、
メッキ品質に影響する要素を考慮した加工設計を行うことで、
評価に耐える部品として仕上げています。
(株)アリスでは、真鍮や銅をはじめ、
アルミ、鉄、ステンレスなど各種金属板金加工に対応しています。
単に形状を作るだけでなく、
導電性・耐食性・使用環境を踏まえた表面処理まで含めた提案を重視しています。
機能を失わせないためのメッキ処理、
評価・検証用の板金試作部品、
コンタクト部品や治具部品の製作など、
開発段階の金属加工でお困りの際は、
(株)アリスまでお気軽にお声がけください。
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