金属でなければならない理由」を分解して考える!!
2022.02.05
金属部品には、金属でなければならなかった理由があります。
その代表例が強度です。
高い荷重や衝撃を受ける部品であれば、現在でも樹脂では代替できないケースは
あります。
一方で、「強度以外の理由」で金属が選ばれていた部品も少なくありません。
たとえば、
・高温環境に耐える必要があった
・洗浄時の溶剤に耐えなければならなかった
・当時は金属加工の方が安価だった
といった理由です。
現在では、150℃〜200℃環境に耐える樹脂、溶剤・薬品に強い樹脂、
潤滑油なしで摺動できる樹脂など、素材の選択肢は大きく進化しています。
そのため、以前は不可能だったプラスチック樹脂化が、今では十分現実的な
選択になるケースも増えています。
(株)アリスでは、使用温度、薬品の種類、荷重条件、摩耗の有無などを整理し、
「金属でなくても成立する条件か」を技術的に検証します。
そのうえで、無理のない範囲で樹脂に置き換えることで、コスト・重量・加工性の
改善につなげていきます。
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