加工限界を“形”で示す。(株)アリスの技術力を伝える展示サンプル
2022.08.05
(株)アリスでは、自社の加工技術を磨き続けるために、常に加工限界へ
挑戦する展示用サンプルの製作を行っています。
今回製作したのは、高さ25mmの極薄肉切削サンプル。
壁肉厚を0.5mmから0.2mm、0.1mm、そして限界となる0.05mmまで段階的に
変化させ、さまざまな素材で切削加工を行いました。
アクリルやポリカーボネート(PC)、POMといった一般的な樹脂に加え、
難削材であるPPS、さらにはアルミまで対応。
加えて、PBTやガラス入りPPSといった高難度材料でも加工を実現しています。
煙突のような形状の内部には、
深さ25mmの穴加工を施し、外径φ1.1mm・内径φ1.0mm、肉厚わずかt0.05mmと
いう極限仕様。
展示会では技術力を直感的に伝えるサンプルとして活用していますが、
持ち運びの際に折れたり曲がったりするほど繊細なため、必要なたびに新たに
製作しています。
こうしたテスト加工の積み重ねこそが、(株)アリスの技術力を高め、開発
現場の「できるか?」に確実に応える力となっています。
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