切削加工したABS(透明)部品はどこまで透明度を高められるのか?
2023.10.01
上の画像がABS(透明)板です。
射出成形で製作した部品の透明感は美しいのですが、切削加工で製作する
ABS(透明)部品は、加工前の板がお世辞でも綺麗とは言えないので、
おススメしておりません。
切削で製作する部品は単品や小ロットがほとんどです。
用途は試作開発でのサンプルを製作しての検証であったり、少量多品種で
金型を製作しての射出成形では価格が合わない、その他射出成形では
製作出来ない厚みが大きい部品となります。
上の画像がABS(透明)板(1番上の画像)から、CNCマシニングセンタで
削り出したサンプル部品を表面処理した部品です。
それなりには透明度が高く仕上げられますが、ABS(透明)板は
透明感を高めるためにブルーイングという青に染められていますので
かなり青っぽくなっています。
この上の画像は透明にした切削加工サンプルにブラストをしてスリガラス
っぽい感じに仕上げてみました。
こういったLEDをぼかすLED用レンズやライトカバーなどの仕上も可能です。
ポリカーボネート(PC)がほとんどなのですが、ABS(透明)での製作を
する場合はブラストでのスリガラス調が可能です。
ABSのナチュラル色であるアイボリーや白、黒だけでなく透明での機械加工も
1個から可能です。お気軽にお申し付けください。
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