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ポリアセタール樹脂(POM)の用途と設計時の注意点

2022.12.13

ポリアセタール樹脂(POM)は、ギヤ(歯車)やプーリー、ベアリングなどの
機構部品をはじめ、各種機械部品、燃料・オイルタンクやポンプ部品、ドアレールや
ロック機構、ラッチやシートベルトのロック部品など、幅広い分野で使用されています。

また、生産現場や検査工程、各種テストや組立作業で用いられる治具材料としても多く
採用されており、安価でありながら優れた機械特性を持つ実用性の高い樹脂素材です。

一方で、ポリアセタール樹脂にも注意すべき短所があります。

代表的な点として、基本的に接着が困難であることが挙げられます。

POM専用とされる接着剤を用いた場合でも、ABSやポリカーボネート(PC)、アクリル(PMMA)、
塩ビのような強固な接着強度を得ることは難しく、強い衝撃を受けると剥離する可能性が
あります。

そのため、(株)アリスではヘリサートなどでのビスやピンを打ち込むなどの機械的固定による
対策を採用しています。

また、耐候性が低いため、屋外環境での使用には注意が必要です。

標準グレードでは経年劣化が進みやすく、屋外用途の場合は耐候グレードの指定が欠かせません。

設計・開発段階での材料グレード選定が重要となります。

耐薬品性については、有機溶剤やアルカリには比較的強いものの、耐酸性は弱く、強酸への使用は
避ける必要があります。

加えて、可燃性を有する材料であるため、使用環境や安全対策を十分に考慮した設計が求められます。

(株)アリスでは、使用環境や求められる機能、注意点を丁寧にお伺いしたうえで、最適な材料選定をご提案しています。

また、判断が難しいスペックについては、(株)アリスの無償在庫材を用いたテスト加工・評価を行い、課題解決の可能性を確認していただくことも可能です。

研究開発から生産現場まで、安心して使える部品づくりに貢献しています。

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