(株)アリスのリバースエンジニアリング_現物からコップを製作するまでのプロセス
2022.01.08
(株)アリスでは、現物しか存在しない製品や部品に対して、リバースエンジニアリングに
よるものづくりを行っています。
今回のサンプルは、コップを題材にした展示モデルです。
まずは、コップ現物を3Dスキャン。
レーザー光を用いて、形状を点の集合体である点群データとして取得します。
この時点では、まだ「形を計測した状態」に過ぎません。
次に、その点群データを三角形で結んだポリゴンデータへ変換します。
形状の輪郭や曲面の流れを可視化し、データとして扱える状態にします。
続いて、Geomagic Design Xを使用し、ポリゴンデータをもとに3D CADデータ化。
ここで初めて、設計データとして編集・再構築が可能になります。
さらに、そのCADデータをUnigraphics(NX)へ移し、寸法や曲面のつながり、
形状バランスを確認しながら、製作に適した形へと整えていきます。
形状が確定した後、Mastercamを用いてCNCマシニングセンタ用の機械加工データ
(NCデータ)を作成。
切削順序、工具経路、加工条件を設定し、数値制御データとして出力します。
そのNCデータをCNCマシニングセンタへ送信し、アクリル(透明)ブロックを
機械にセット。
ここから、いよいよ切削加工がスタートします。
現物 → データ → 設計 → 加工 → 形。
この一連の流れを理解し、つなげていくことこそが、(株)アリスのリバース
エンジニアリングの強みです。
単なるコピーではなく、「なぜこの形なのか」「どう作られていたのか」を
読み解きながら、現物をもう一度、ものづくりとして再構築しています。
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