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ABS切削加工が支える、開発現場のリアルなものづくり

2022.07.18

ABS樹脂は、「切削加工性に優れ、試作や治具に適した素材」です。

寸法安定性が良く、加工スピードが速いこと、材料コストを
抑えやすい。

こうした特長から、ABSは量産部品もですが、開発工程を支える樹脂と
して幅広く使われています。

(株)アリスでも、ABS切削加工は試作サンプルや内製治具の製作に
欠かせない存在です。

簡易金型を使っての小ロット多品種の射出成形部品や試作金型を使った
量産試作サンプルはもちろん、切削加工で製作する試作サンプルやさまざまな
用途に使われる治具、機械部品や生産ラインの部品や治具を製作して来ました。

それに、製品を正しく作るための治具・補助部品・検証用モデルなどにも実績が
豊富です。

(株)アリスの内製でもさまざまな加工や仕上げ作業などのサポート素材として
活躍しています。

開発現場では、こうした表に出ない加工治具や磨き治具などがスピーディーで
安価に製作できるかが、品質とスピードに大きく左右します。

たとえば、片面を加工した後に裏返して加工する場合。

ワークの下に生じる空間を埋めるための治具をABSで製作することで、
切削中の変形やビビりを抑え、安定した加工を実現します。

また、多面加工では、各面を正確に上向きにセットするための専用治具が
必要になります。

ABSは形状自由度が高く、短時間で最適な治具を作れるため、
段取り時間の短縮と加工精度の両立が可能です。

ABSは加工テスト用素材としても有効です。

難易度の高い形状や、工具条件がシビアな加工では、
いきなり本番素材で加工するのではなく、まずABSで同形状を削り、
CAD/CAMのデータや刃物の削れ具合などを確認します。

(株)アリスでは、単なるテストピースではなく、実際の製品形状・工程を
想定したリアルな社内でのテスト加工を試作することで、加工リスクを事前
に減らしています。

さらに、接着工程や研磨工程でもABSは活躍します。

アクリルやポリカーボネートを分割して貼り合わせる際の抑え治具、
磨き作業で形状がダレないように支えるサポート治具。

こうした工程は、最終品質に直結する重要な作業です。

(株)アリスでは、主役となる製品を最高の状態に仕上げるために、
ABS治具を活用する場面が多々あります。

ABS切削加工は、決して派手な技術ではありません。

しかし、ABS樹脂は、開発現場では欠かせない存在です。

(株)アリスは、ABS樹脂を使いこなし、開発ものづくりを行っています。

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