ポリカーボネート(PC)透明板を切削加工して製作したレンズカットサンプル
ポリカーボネート(PC)の透明板をCNCマシニングセンタで切削加工して
製作したレンズカットサンプルです。
赤いものは機械加工後に染色処理して染めました。
塗装よりはメラメラ感がなく、シビアな調色が必要ない場合は染色が奇麗に
仕上がります。
レンズカットサンプルのレンズ部は磨きません。
機械加工仕上がもっともエンジニアさまや開発者さまのご要望の形状に
近いので、形が変わらないように磨かずそのまま透明化処理しています。
こういった円形状のレンズカットも磨かずにそのまま透明処理しています。
ポリカーボネート(PC)の場合はアクリル(PMMA)などと違って磨かない
方が奇麗な透明に仕上がります。
シンプルな形状はツール目とか加工目と呼ばれる刃物の跡が残ってしまいます。
細かく複雑な形状やR形状などは刃物の跡が残りにくいのでそのまま透明化処理
すればとても美しい仕上りとなります。
線上に残る刃物の加工跡が気にならない場合は磨き処理せずに透明化処理を
しています。
上の画像の平たい面に線上のくぼみが残っています。
これが加工跡を磨きで消さずに透明化処理したサンプルです。
ある程度中が見えれば良いとかいうレベルで良ければ十分磨き無で使えます。
磨きがもっとも作業時間が掛かるので納期短縮がコストダウンには磨きレス
をおススメします。
普通の用途であれば問題ないと思います。
ライティングパーツで光らせ方がとてもシビアだとか、レンズカットの光の
拡散ぐあいが重要だとか、光学系レンズだとかセンサー部品は磨き処理を
して加工の跡を消してから透明化処理します。
形状を変えないために磨きは最小限にとどめて透明化処理しています。
中が見えれば良いレベルと流動解析やライティングなどに使用する場合、
光学系レンズやセンサーなどの部品レベルと3段階で仕上る事ができます。
プラスチックやガラスなどの透明部品を製作したい場合はお気軽にご連絡下さい。