(株)アリスのポリカーボネート(PC)切削加工部品を透明化する技術
2022.11.17
(株)アリスは、ポリカーボネート(PC)の切削加工で高透明な部品を製作する
技術を有しています。
ポリカーボネート(PC)をマシニングセンタや旋盤で削ると加工傷で
白化してしまい、細かな擦り傷が透明度を無くしてしまいます。

上の画像の右側が機械加工で白く濁ったポリカーボネート(PC)部品です。
可視化すら出来ないぐらいに白化してしまっています。

切削加工でこうなってしまったポリカーボネート(PC)を透明にするには、
いくつかのステップで表面処理を施していく必要があります。
ポリカーボネート(PC)は、これだけ粘っこい素材です。
アクリル(PMMA)のようにガラスに近い硬さがあれば、高速回転で削って
透明度を保持する事が出来ますが、ポリカーボネート(PC)を高速回転で
削ってしまうとおおきなバリが出て寸法精度は落ち、切子が刃物に巻き
付いたり、刃物の切れ味が悪くなってしまって、表面粗度が粗く毛羽
だってしまいます。
それに機械加工は熱を素材に出来る限り発生させない事が大切です。
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