ポリアセタール(POM)で部品や治具、試作サンプルを製作する
摺動する機械部品を中心に使われているプラスチック。
ポリアセタール(POM)は、株式会社アリスがもっとも使用するプラスチック
樹脂の加工材料となります。
ポリアセタール(POM)は、ジュラコンと呼ばれる場合が多いかもしれません。
ジュラコンとは、ポリプラスチックス株式会社の商標登録名となります。
耐摩耗性や耐疲労性、寸法安定性に優れているため、常に噛みあい、摺動する
部品であるギア(歯車)によく使用されています。
また耐薬品性も良く安価、摺動性が良いので、軸受や自動化設備や生産設備の
機械部品、摩耗しやすいスイッチや自動車部品、燃料ポンプやオイルタンク、
楽器パーツ、食品製造機械部品、医療機器用部品など、様々な部品の素材と
して使用されています。
とても機械加工しやすく寸法安定性にも優れているため、嵌め合い公差や
噛み合い公差が厳しく、高い精度がいる部品は切削加工で製作されています。
射出成形でもスムーズに部品を創れるポピュラーな材料ですが、厳密に言えば
射出成形ではソリやヒケなどが出るため機械加工の方が部品精度を高く安定
して高精度部品を製作できます。
POMには、分子構造の違いによって、ホモポリマーとコポリマーに大別されます。
ジュラコンやデルリンなどの商品があります。
選ぶことができますが、基本的に今流通しているポリアセタール(POM)は
ほとんどがコポリマーとなります。
ポリアセタール(POM)には、摺動性を高めたり、ガラス繊維で
強化したり、機能を強化したグレードがあります。
強化グレードが良い場合もございますので、使用する環境や用途などを
お伝え下さい。
ポリアセタール(POM)ポリオキシメチレンで部品や治具、試作部品を
製作する場合はぜひ株式会社アリスにお声かけ下さい。