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ナイロン(nylon)ポリアミド合成樹脂について

2024.03.20

ナイロン(Nylon)は開発した米デュポン社の商標名です。
正式名は、「ポリアミド」 といいPAと表記されます。
日本では「ポリアミド」より 「ナイロン」 という呼び方のほうが
浸透しています。

ポリアミド系繊維(樹脂)の一般名として使われるようになった
ナイロン (Nylon)は、開発された当初、主に繊維として使われた。
世界初の合成繊維が、ナイロン66(66ナイロン)だとの事です。

ナイロンには、ωアミノ酸の重縮合反応によって得られる
n-ナイロンとジアミンとカルボン酸の共縮重合反応によって
得られる n,m-ナイロンがあります。

n-ナイロン=ナイロン6、ナイロン11、ナイロン12 など。
n,m-ナイロン=ナイロン66、ナイロン610 など。

【ナイロンの一般的性質】
吸水性が高い。(アミド基があるため。)
結晶性が高く、耐薬品性に優れる。
優れた強靭性、耐衝撃性、柔軟性。(アミド基の水素結合のため。)
アロイ化、共重合化により改質がしやすいエンジニアリングプラスチック。

ナイロン(ポリアミド)と呼ばれるプラスチック素材は、私たちの生活に
最も身近なプラスチック素材の一つです。
最も身近なものでいうと衣類の材料として使用されることが多くタグに
書かれていたりしてご存じだと思います。

ナイロンの物性

靱性・引っ張り強度:対摩擦性は綿の10倍の強度を持ち、靱性、引っ張り
強度に優れている。
耐熱性:融点が他のプラスチックよりも高く、耐熱性に優れる。
ナイロン6は融点が225℃で、ナイロン6,6では265℃
耐摩耗性:表面が固く耐摩耗性に優れている。
耐油性・耐薬品性:結晶性が高いプラスチック素材で、耐薬品性や
耐油性に優れている。
酸に対しては綿の100倍の強度を持つ。
耐衝撃性:吸水により耐衝撃性や柔軟性が増す。
食品衛生性:食品衛生法に対応している。
強化可能:ガラス繊維などその他の素材で機械的特性を強化可能。

ナイロン(ポリアミド)で製作する部品や試作モデルの製作は
ぜひARICEにお声掛け下さい。

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