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トムソンで抜けない形状は、本当に不可能なのか

2025.12.18

「トムソンで抜けないなら、この形状は成立しないのか」
開発現場では、こうした判断に直面することがあります。ただ、この時点で「不可能」と結論づけるケースは多くありません。

(株)アリスでは、問題は形状そのものではなく、「工法の前提」にあると捉えています。
樹脂やゴムのように、弾性・摩擦・復元の影響を受けやすい材料では、打ち抜きという工法自体が適さない場合があります。このとき、加工方法を固定したままでは解決に至りません。

例えば切削加工では、刃物で削り出すことで材料の逃げや復元の影響を受けにくく、細かな形状や寸法精度に対応しやすくなります。一方で、形状や数量によっては加工時間やコストが増えるため、適用範囲の見極めが必要になります。

ウォータージェット加工では、水圧による切断のため熱影響が少なく、樹脂やゴムでも比較的安定した加工が可能です。ただし、エッジの仕上がりや微細形状には制約が出る場合があります。

レーザー加工は非接触で複雑形状に対応しやすい反面、材料によっては熱による変形や溶融、焦げといった影響が無視できません。

どの工法にも成立する条件と限界があります。
重要なのは「どの方法が優れているか」ではなく、「今回の条件で成立するか」という視点です。

(株)アリスでは、最初に工法を決めるのではなく、形状・材料・用途から逆算して検討を進めます。トムソンで抜けないという結果も、選択肢を絞るための情報の一つとして扱います。

加工方法を変えることで成立するのであれば、それは不可能ではありません。
どの条件を変えれば成立するのか。その切り分けから、次の手を考えていきます。

トムソンで抜けないことが結論ではなく、検討の起点になる。
(株)アリスでは、その前提で加工方法を選択しています。

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