コップをリバースエンジニアリングでひとつから製作

(株)アリスではアルミ、銅、真鍮などの金属素材や、PBT、PPS、
TPX、PSU、ジュラトロン、ポリカ、CFRPなどのプラスチック樹脂で、
試作品、治具、部品を製作しています。

【リバースエンジニアリング_Created by Arice Inc】
まずは買って来たコップを3Dスキャンナーでスキャン。
スキャンした点群データをポリゴンデータ化。
ポリゴンデータをGeomagic Design Xでソリッドデータ化。
UGやVISI、MastercamといったCADを使って機械加工用の
NCデータに変換。
この工程で、現物をデジタルデータ化(3Dデータ化)。
3Dデータがあれば、重要管理寸法を記入する2Dデータ
が簡単に間違いなく作成できます。
今は3Dデータから作成して2次元化するのが主流。
2Dデータを作成してから3Dデータ化すると間違いや
勘違いが起こります。
公差や製作注意点などを記入した製作図面化も3Dデータが
あれば、すぐにできます。

現物からデジタルデータ化(3D/2Dデータ化)したので、
その機械加工用データを使ってアクリル(透明)ブロックから
機械加工していきます。

海外ではCNC、日本ではNCマシニングセンタと呼ばれる機械で切削加工
してコップを製作。

ユーチューブに動画をアップしましたのでご覧下さい。
ブロックからコップが現れてきます。

これがリバースエンジニアリングと呼ばれる現物からのものづくり
となります。
現物しかない部品をデジタルデータ化する時に行います。
スキャナーも良くなり、スピーディーかつ正確に現物から同じものを
製作できるようになっています。
データのデザイン変更もできますので、新しい形を盛り込むことも
できます。
現物のリバースエンジニアリングはぜひお声かけ下さい。