アルミ検査治具の設計・製作
2022.05.22
(株)アリスでは、製造現場で使用されるアルミ製検査治具の
設計・製作を行っています。
検査工程において重要となる「正確さ」「作業性」「再現性」を
重視し、実際の使用環境を想定した治具づくりを心がけています。
今回製作したアルミ検査治具では、基準面の位置決めにSUSピンを
採用し、ワークが正確な位置にセット出来るようにしました。
また、作業者の指が誤って当たらないよう、指掛かり部には余裕を
持たせた凹形状を切削加工し、安全性と操作性の両立を図っています。
ワークの位置合わせや取り外しがスムーズに行えることは、
量産品を検査する治具において非常に重要な要素です。
アリスでは、検査作業が正確かつスピーディーに行えるよう、
作業動線や扱いやすさまで含めた設計を行っています。
同一サイズで形状の異なるワークに対しては、アルミベースを共通化し、
差分部分で形状の違いをリカバーする構成としました。
これにより、治具製作コストの抑制と運用の柔軟性を両立しています。
治具は「一度作って終わり」ではなく、実際に使用していただく中で
見えてくる課題を次の製作に反映させ、継続的に改善していくことが
重要だと考えています。
検査治具もまた、現場とともに進化していくものです。
(株)アリスでは、アルミをはじめ、プラスチック樹脂、真鍮、鉛、
発泡スチロール、EVAなど、多様な素材の切削加工に対応しています。
検査治具、作業治具、試作治具の設計・製作についても、ぜひ(株)アリスに
ご相談ください。
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