現物をデジタルデータ化して活かす(株)アリスのリバースエンジニアリング技術
(株)アリスは、現物支給品からのリバースエンジニアリングや
追加工などを得意としています。
開発や製造、作業現場で起こるさまざまな問題でよくあるのが、
部品が破損していたが、現物しかない。
装置を製造したメーカーは倒産や廃業していた。
古い機械なので、製造メーカーは潰れてしまった部品を供給して
くれずに、設備の入れ替えを提案して来たが、新設するほどの
予算もないし、その部品さえあれば設備は使える。
(株)アリスはそういったお困りごとや問題に応える技術力を
備えています。
現物をお借りして、スキャンや計測をおこなってデジタルデータを作成して
いきます。
3Dデジタルデータさえ作ってしまえば、2D(pdf)データ化や重要管理
寸法図面の再生はすぐに出来ます。
部品図面やデータさえあれば、いつでもどこでも製作出来るので安心です。
それに同じ形状を再現するだけでなく、改造も出来ます。
勘合がキツ過ぎるとか、使い勝手をよくするために、一部形状を変更したい。
素材の変更などの検討も簡単にすぐ出来ます。
「なぜその構造なのか?」「どの素材が最適か?」
「現場でどのように使われているのか?」などを深く理解しているのが
製造現場や保守メンテナンス現場に携わるエンジニアさまたちです。
ずっと使って来た機械や装置、設備や製造ラインの事は熟知されています。
製造メーカーでは分からない使い勝手を誰よりもよく分かっている人たち
のご要望に応え、より高機能な部品に進化させることが私たち(株)アリス
の強みです。
お預かりした現物に穴を開けたり、削ったりして、不具合を追加工して
改造したり、負荷に耐えられるよう補強したり、ワークの専用部品を
製作したり、今の用途に合わせた機能改良も得意としています。
治具類では、ワークが更新されるたびに設計者様の要望を細かくヒアリングし、
操作性・耐久性・精度を向上させるためのデータ設計から製作まで行います。
(株)アリスが評価されているのが、不具合を改善するための素材提案です。
ステンレスでは硬すぎてワークを傷つける。
ベークライトでは欠けが発生する。
POM(ジュラコン)やMCナイロンでは剛性不足。
アクリル(PMMA)では破損リスクが高い。
こうした検証を積み重ね、最終的にポリカーボネート(PC)が最良だと
いう結論に至ったなど、実際の現場で検証いただけくための簡易部品
などの試作も承っています。
用途・衝撃・耐摩耗・透明性など、あらゆる条件を見極めてテスト
していくことで、最適な材料を使うことが実現します。

現物から「もっと良い形」を導き出す事も(株)アリスで対応します。