（株）アリスで、切削加工で「どこまで薄くできるのか？」をテーマに、
4種類の樹脂素材で限界に挑戦したサンプルを製作しました。

対象素材
① ポリカーボネート（PC）
② ジュラコン（POM）
③ アクリル（PMMA）
④ PPS
⑤アルミ
⑥ABS

これらの硬質プラスチックを用い、極限レベルの薄肉パイプ形状を加工。

■加工サンプル
● 極薄肉パイプ（太径） × 1本
　外形：φ15.1 ／ 内径：φ15.0
　肉厚：わずか 0.05mm ／ 高さ25mm

● 極薄肉パイプ（極細） × 3本
　外形：φ1.1 ／ 内径：φ1.0
　肉厚：0.05mm ／ 高さ25mm

硬い樹脂とは思えないほど、まるでゴムのように“しなり”が出る
レベルの薄肉加工です。

※アクリルの極細パイプは撮影中に折れてしまうほど繊細です。

薄肉加工は、素材特性・刃物条件・熱管理・保持方法など、
すべての技術要素を総動員しなければ成功しない高難度技術です。

硬度50度の柔らかいゴムを加工したり、新素材を支給いただき、
テスト加工してから本番の加工をしたり、常に挑戦しています。

薄肉の切削加工やトライ要素のある加工でお困りの際は、
ぜひ（株）アリスにご相談ください。

試作レベルからでも、他社が敬遠する難加工に挑みます。