ABS切削加工/試作モデルから治具・実用部品まで使える樹脂
2022.09.11
(株)アリスでは、透明樹脂の切削加工と同様に、ABS樹脂の切削試作モデルを
数多く製作しています。
ABSは汎用性が高く、コスト面でも現実的な材料であるため、開発初期の試作から
形状確認、機能評価において幅広く選ばれています。
もっともポピュラーな樹脂だからこそ、「まず形にして検証したい」という場面で
使いやすい素材です。
切削加工性に優れている点も、ABSが試作材料として重宝される理由のひとつです。
加工時の安定性が高く、形状の再現性も良いため、設計意図をそのまま試作モデル
として確認できます。
また、接着や溶接といった後加工がしやすく、組立評価や構造検証にも柔軟に対応
できます。
一方で、耐熱性には注意が必要です。
使用環境によっては熱で軟化・変形する場合があるため、(株)アリスでは用途や
条件に応じて、ポリカーボネート(PC)とABSをブレンドしたポリカ/ABSや、
ガラス繊維入り材料などの選択肢をご提案しています。
材料を変えることで、試作段階でもより実使用に近い評価が可能になります。
色はナチュラル、黒、白、透明に対応しており、外観確認や識別が必要な試作品や
治具製作にもご活用いただけます。
試作モデルに限らず、小ロットの部品や生産現場で使用する治具として
「使える形」に仕上げることも、(株)アリスの役割です。
ABSやポリカーボネート(PC)/ABSを用いた試作品・治具製作を、ぜひ貴社の
開発や生産現場の判断材料としてお役立てください。
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