切削試作 vs アルミ試作金型― 試作段階に応じた最適な工法選定 ―
2022.10.10
開発試作では、「まず形にする」ことと同時に、
コスト・納期・数量・評価目的を踏まえた工法選定が重要です。
(株)アリスでは、切削試作と試作金型の両方に対応し、
用途に応じた最適な方法をご提案しています。
工法別 比較一覧
| 項目 | 切削試作 | アルミ試作金型(射出成形) |
|---|---|---|
| 初期費用 | 低い | やや必要(ただし本型より大幅に低コスト) |
| リードタイム | 非常に短い | 短い(本型よりスピーディー) |
| 製作数量 | 1個~少量 | 数十~数百個 |
| 1個あたりコスト | 数量増で高くなる | 数量が増えるほど低減 |
| 形状自由度 | 非常に高い | 成形制約あり |
| 設計変更対応 | 即対応可能 | カセット交換で対応 |
| 材料選択 | 樹脂・金属など幅広い | 成形対応樹脂 |
| 量産再現性 | △ | ◎(量産に近い) |
| 主な目的 | 構造・機構確認 | 量産前評価・実使用検証 |
切削試作が向いているケース
- 1個~数個の試作
- 設計が固まっていない段階
- 頻繁な形状変更が想定される
- 内部構造や肉厚変化の確認
- まずは早く「形」を見たい場合
➡ スピードと柔軟性を重視する初期試作に最適
アルミ試作金型が向いているケース
- 数十~数百個の量産試作
- 組立評価・耐久試験・実装テスト
- 成形品としての外観・品質確認
- 本型前の最終設計検証
切削ではコストが合わない場合
➡ 量産を見据えた実践的な評価に最適
アリスの強み ― 両工法を知っているからできる提案
(株)アリスでは、
切削試作で設計課題を洗い出し
試作金型で量産条件を検証
という段階的な試作プロセスを得意としています。
さらに、
モールドベース共有のカセット式試作金型
リーズナブルでスピーディーな金型製作
本型レベルの寸法精度と成形品質
を両立しています。
工法選定で迷ったら、まずご相談ください
「切削で十分か?試作金型が必要か?」
「数量が何個から切り替えるべきか?」
そうした判断こそ、試作を数多く手がけてきた(株)アリスの出番です。
切削試作からアルミ試作金型まで、
量産につながる試作は、ぜひ(株)アリスにお任せください。
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