(株)アリスの特化技術:ポリカーボネート(PC)切削品を本来の透明に導く技術
切削加工で製作する透明部品に求められるものは、「中身まで正しく見える透明度」
だけでなく、その正しい形状が重要な場合が多々ございます。
可視化部品でも流路としてや搬送部品、ライティングパーツやレンズ、導波路や
レンズカバーなど透明度も含めた機能部品が多い。
(株)アリスが長年培って来たのは、ポリカーボネート(PC)切削加工品を、
機能として成立する透明へ仕上げることです。
「これは(株)アリスにしかできない」
そういった評価をたくさんいただいて来ましたが、そう言っていただける理由は、
専用の設備だけではありません。
CAD/CAMによる加工プログラムの作り込み、NC加工における条件設定と機械制御、
切削段階での表面の面粗度、その後に続く仕上げ・研磨・透明化処理。
どれか一つでも欠ければ、求められる透明品質には到達しません。
ポリカーボネート(PC)は、強度や耐衝撃性に優れた反面、切削条件を誤ると微細な
加工痕が残り、傷がたくさん入りやすい素材です。
(株)アリスでは、削った瞬間から「最終の透明仕上がり」を見据え、刃物選定、
送り条件、切り込み寸法、加工順序までを細かく設計プログラミングします。
透明化処理は、単なる後工程の技術ではなく、切削加工と一体で考える技術です。
そして最後に残るのは、人の感覚です。
数値では表せない「この透明で本当に良いのか」という判断。
内部の歪み、光の回り方、反射の仕方。
(株)アリスでは、美しい透明で製作したいという執念に近い想いを持って、
一つひとつのPC切削品と向き合っています。
だからこそ、指名でのご相談やリピートのご依頼が多く、
「他では断られた」「一度試してほしい」
そんな声が集まります。
ポリカーボネート透明切削は、単なる加工技術ではありません。
(株)アリスが培ってきた、開発現場や生産現場、研究開発現場などに
貢献するための技術そのものです。