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ABS切削加工は、開発現場をサポートしてくれる(株)アリスの実践素材

2022.07.23

株)アリスにとってABS切削加工は、単なる樹脂加工のひとつではありません。

それは、開発現場の流れを止めず、次の検証へ進むための重要な手段です。

私たちはABSを、試作サンプル・加工治具・検証用部品など量産部品はもちろん、
日常的に活用しています。

開発の現場では、「まず削って確かめたい」「工程が安定するか見たい」
「この形状で本当に加工できるのか試したい」といった要望が次々に生まれます。

ABSは加工性が良く、形状自由度も高いため、こうした要望にスピーディーに
応えることができます。

(株)アリスでは、難易度の高い加工に入る前に、ABSで実形状に近い試作
サンプルを製作し、刃物条件や加工工程などを検証する場合があります。

これにより、本番素材での失敗や手戻りを未然に防ぎ、品質はもちろん、開発
全体の精度とスピードを高めています。

また、ABSは内製治具の素材としても欠かせません

片面加工後に裏返して加工する際の空間埋め治具、多面加工時に各面を正確に
上向きにするセット治具、既存部品を追加工する際の位置決め治具。

これらはすべて、加工精度を安定させるための重要な要素です。

4軸のCNCマシニングセンタもありますが、プログラムなども含めて、ABS治具
で加工した方が早くて寸法精度も確かである場合が多々ございます。

(株)アリスでは、現場のスタッフが、日夜、「どうすれば加工が安定するか」
「どうすれば段取りが楽になるか」を考え、ABS治具を設計、活用しています。

さらに、研磨工程や接着工程でもABSは活躍します。

磨き作業で形状がダレないように支えるサポート治具、
アクリルやポリカーボネートなどを分割して貼り合わせる際の抑え治具、
ブラストや塗装時に指定部のみを処理するためのマスキング治具。
これらは最終製品の品質を左右する、見えないけれど重要な部品です。

ABS切削加工は、どこでも出来る加工なので、特徴としての主役になること
はあまりないかもしれません。

しかし、開発現場のものづくりにおいては、確実に現場を支える存在です。

(株)アリスは、さまざまな部品の素材に使用され、使い勝手の良いABS樹脂を
使いこなしながら、貴社の開発現場や生産現場、研究開発現場などに貢献します。

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