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ARICEのリーダーとしては必須能力

2024.10.25

(株)アリスの考え方やスタンスなどをご紹介します。

30歳の頃、職場で部下たちとの人間関係に悩んだ時期がありました。

自発的に自分で考えて仕事をこなしていってもらいたい。

でも、私に依存していて言わないと動かない。

私は元々人に依存する事があまりないので、その動機や目的が不明。

どうして良いのか分からなくなっていました。

そんな時に気になっていたのが心理学やカウンセリング。

コンサルタント系のビジネス的な手法や考え方は、セミナーや本で
学んでいたのですが、そういったコントロール的な管理方法ではなくて、
その人の個性や意思を活かすためのマネジメントを学びたいなと
思っていました。

ふと手にしたチラシに心理学を学ぶ、カウンセラー養成講座と書いて
ありました。

そこで訪ねて行って内容を聞き申し込みました。

セミナーの受講初日に驚いたのが、私以外はみんな女性でした。

私は当時30歳にならないぐらいでしたが、女性たちは20代前半。

結構高額なセミナーでしたが、それでも学ぶのが若き女性たちで
あったのがとても不思議に思いました。

最初にしたのがペアを組んでの自己紹介。

相手の話を遮ることなく、話しやすいように相槌をうち、目をしっかり
見ながら笑顔で相手が話しやすいようにして心から聴く事。

それがルールでした。

制限時間の3分間。

相手がちゃんと聴いてくれると3分間も話す事が無くなりました。

最初の1~2分間はみんなが一生懸命に自己紹介するので教室が賑やか。

ですが、そのうちの声がフェードアウトして来て誰も話さなくなりました。

1分ぐらいは残っていたと思います。

交代しても同じパターンで話し声がしなくなってシーンと静かに
なりました。

15人程度の生徒さんが私も含めて、心をつかまれました。(笑)

講師さんの狙い通りです。

そこからいろんな心理学の勉強がスタートしました。

気づいたのは、部下たちの問題ではなく、私の問題だと言う事です。

他人との距離感や関わり方、見方や付き合い方がおかしかった。

私の心がいびつでした。

テーマに対する自分の考え方を絵で表現したり、音楽を聴いての
感想から、どう考えているのかを分析してもらったり、いろんな
方法で学んでいく度に自分自身の心の問題がテーマになって
いきました。

20代の前半から部下を持ちました。

学んで来た手法がコンサルタント的なものであり、セミナーもビジネス
図書も仕事の本はコントロールが主体です。

その方法を忠実に行えば、指示に従うロボット的な部下になっていきます。

ずっとカリスマ性を高め活かしたリーダーシップを行って来たので、
当然、部下の個性や能力が発揮できない環境になっていました。

そうしながら自発的に動いてくれないとか、自分で考えること無く、
私の指示を待つのか原因がハッキリ分かりました。

仕事とはこうするんだと上司を真似たり、その手法や考え方を学んで
来たので、コンサルタント系→マネジメント系にスタイルを変える
のにはとても時間が掛かりました。

その当時から30年程経ちましたが、まだまだ部下の能力や個性が
発揮できる職場環境づくりは、まだまだ理想の実現が出来ません。

大切な事は、部下の今をしっかり把握して、それに合った教え方を
する事だと思います。

そのためには、毎日、その瞬間瞬間で部下の能力を見抜く事が
出来ないといけません。

日々ちゃんと部下を見て理解しておく事。

それがARICEのリーダーとしては必須能力となります。

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