ARICEのとにかくがむしゃらに行動する理由


(株)アリスは、お客様が本当にお困りで、私たちなら出来る可能性が
あるお仕事は損得抜きでとりあえず対応するようにしています。
確かに損失が出る事も多く、なんやかんやで利益も残らない仕事です。
ですが、損得よりも大切な事があるので、とにかく積極的に行動を
起こす事にしています。

それでは損得よりも大切な事とは何の事でしょう!?
それは、義理人情です。
損得だけの利害で動く会社には、同じ会社が、類が友を呼んで集まって
行きます。
若い頃からずっと義理人情を優先して来た結果、お客様や仕入先様、
外注先様や関わってくれる人たちのほとんどが義理人情を大切に
する方々であり、会社様が取引してくれました。

今回はこの金額で請けてくれ!!
そうおっしゃるので請けて大赤字。
でも黙っていたら、次の仕事で赤字を補填して十分利益を確保してくれ。
そう言ってくれたお客様がたくさんいました。
会社で勤めている時も営業成績は年々上がって行って常にトップクラス
になっていました。

中途入社の転職でしたので、最初は新規開拓や取引を中止された会社を
担当させられます。
そんなマイナスからスタートなので、怒られたり、見えているのに
居留守など、とても酷い経験が続く毎日からスタートです。

悔しくて悔しくて辞めようかとも思いますが、このまま辞めるのは
悔しい。
そこでどうすればマイナスをまずゼロに戻せるのかを考えます。
嫌いな会社や見知らぬ会社の、まだ知識や能力の低い新参者を誰が
相手にしてくれるんでしょうか?
そう思って相手のメリットを考えてはプレゼンテーションして
いました。

来るなと言われても、出入り禁止だと言われても、居留守や無視され
ようが、この会社は必ず取引すると決めたら、ずっと通っていました。
3ヵ月間や半年間、9ヵ月間や1年間通って新規取引や取引を復活させて
いきました。

そんな時のポイントはドラマティックな仕事がある事でした。
短納期や他社の失敗、難易度が高い仕事や大赤字になる仕事など、
大ピンチをクリアして初めてゼロに戻ります。
そんな危機をなんとかリカバーしていく。
ダメだった場合は出入り禁止となりましたが、そんなケースは少なかった。
設計がおかしかったり、責任を押し付けられた場合でした。
無理な事は提案して妥協策に緩和してもらったり、分納としてもらう事は
ありましたが、設計しているエンジニアがちゃんと考えた物はなんとか
出来るものです。

ピンチを自分事として必死に解決していくと、その事は貸しとなって
返してくれます。
そこには人と人の義理人情があります。
必死に仕事をしていると義理人情の感覚も生まれて、
阿吽の呼吸で仕事が出来るようになっていきます。
それがARICEのとにかくがむしゃらに行動する理由と
なります。