ARICEのリーダーとしては必須能力
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10月初旬に求人をスタートする予定です。
そこで、アリスの考え方やスタンスなどを事前にご紹介しておきます。
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30歳の頃、職場で部下たちとの人間関係に悩んだ時期がありました。
自発的に自分で考えて仕事をこなしていってもらいたい。
でも、私に依存していて言わないと動かない。
私は元々人に依存する事があまりないので、その動機や目的が不明。
どうして良いのか分からなくなっていました。
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そんな時に気になっていたのが心理学やカウンセリング。
コンサルタント系のビジネス的な手法や考え方は、セミナーや本で
学んでいたのですが、そういったコントロール的な管理方法ではなくて、
その人の個性や意思を活かすためのマネジメントを学びたいなと
思っていました。
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ふと手にしたチラシに心理学を学ぶ、カウンセラー養成講座と書いて
ありました。
そこで訪ねて行って内容を聞き申し込みました。
セミナーの受講初日に驚いたのが、私以外はみんな女性でした。
私は当時30歳にならないぐらいでしたが、女性たちは20代前半。
結構高額なセミナーでしたが、それでも学ぶのが若き女性たちであった
のがとても不思議に思いました。
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最初にしたのがペアを組んでの自己紹介。
相手の話を遮ることなく、話しやすいように相槌をうち、目をしっかり
見ながら笑顔で相手が話しやすいようにして心から聴く事。
それがルールでした。制限時間の3分間。
相手がちゃんと聴いてくれると3分間も話す事が無くなりました。
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最初の1~2分間はみんなが一生懸命に自己紹介するので教室が賑やか。
ですが、そのうちの声がフェードアウトして来て誰も話さなくなりました。
1分ぐらいは残っていたと思います。
交代しても同じパターンで話し声がしなくなってシーンと静かになりました。
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15人程度の生徒さんが私も含めて、心をつかまれました。(笑)
講師さんの狙い通りです。
そこからいろんな心理学の勉強がスタートしました。
そこで気づいたのは、部下たちの問題ではなく、私の問題だと言う事です。
他人との距離感や関わり方、見方や付き合い方がおかしかった。
私の心がいびつでした。
テーマに対する自分の考え方を絵で表現したり、音楽を聴いての感想から
どう考えているのかを分析してもらったり、いろんな方法で学んでいく
度に自分自身の心の問題がテーマになっていきました。
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20代の前半から部下を持ちました。
学んで来た手法がコンサルタント的なものであり、セミナーもビジネス
図書も仕事の本はコントロールが主体です。
その方法を忠実に行えば、指示に従うロボット的な部下になっていきます。
ずっとカリスマ性を高め活かしたリーダーシップを行って来たので、
当然、部下の個性や能力が発揮できない環境になっていました。
そうしながら自発的に動いてくれないとか、自分で考えること無く、私の
指示を待つのか原因がハッキリ分かりました。
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仕事とはこうするんだと上司を真似たり、その手法や考え方を学んで来た
ので、コンサルタント系→マネジメント系にスタイルを変えるのにはとても
時間が掛かりました。
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その当時から30年程経ちましたが、まだまだ部下の能力や個性が発揮
できる職場環境づくりは理想的には出来ません。
理想が実現しそうになると、更なる高みを目指すからかもしれませんが、
今も未熟さを反省し続けています。
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よく管理はティーチング(コンサルタント)が良いのか?
コーチング(カウンセリング)が良いのか?
なんてテーマの本がありますが、それは両方が必要だと思っています。
未経験で始めた事は、最初からコーチングしても進みません。
まずはティーチングから始めて、最初は徹底的に指示に従ってもらって
経験を積むことで体感して覚えて行ってもらいます。
実践を優先しながら、論理的な意味合いを教えていく。
それが良いと思います。
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その時には質疑にすべて自分の考え方で回答していく。
まだ分かっていない人にどうするのかを考えさせると迷ってしまいます。
まずはゴールに向けた答えを教えていくコンサルタント的な方法が
未経験の人には良いと思います。
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部下が慣れて来て心にも余裕が出来てくれば、自分で考えていって
もらうカウンセリング要素を加えていきます。
成長に応じてどんどんティーチングからコーチングに変えていく。
完全に基礎が見についた頃にはアドバイスだけのコーチングになってる。
上司はしっかりと部下の成長具合を把握しながら、それに合わせた指導
を行っていく。
それが未経験な作業を教えるコツだと考えていて、強く意識して教えて
います。
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これは一作業ごとに対しての考え方です。
ひとつの作業は、ティーチングとコーチングの割合がこれぐらいで、
この作業はこうだという感じで、それぞれの作業で成長や理解状況、
作業レベルや繰り返してのバラツキなどを把握して、部下の現状を
理解して指導していかないといけません。
大切な事は、部下の今をしっかり把握して、それに合った教え方を
する事だと思います。
あまり部下の事を考えずに都合よく奴隷的に使うだけの人は部下の
能力が向上している事に気がつきません。
成長が分からない。
一度評価したら勝手にずっとそうだと思い込んでいる上司が多い。
そうれはなくて、毎日、その瞬間瞬間で部下の能力を見抜く事が
出来ないといけません。
そのためには、日々ちゃんと部下を見て理解しておく事。
それがARICEのリーダーとしては必須能力となります。