この当たり前の積み重ねが、良いチームをつくり、良いものづくりに
つながっていくと考えています。

しかし、どれほど能力が高くても、謝るべき時に謝れない人とは、
物事はうまく進みません。

社会や職場の信頼関係は、「誠実さ」と「責任の取り方」で
成り立っています。

真摯に謝罪できる人は、自分の行動を振り返る力があり、同じ失敗を
繰り返さないものです。

反省し、「申し訳ない」という気持ちを整理することで、次に向けた
改善と行動につながります。

そして、謝ることは決して敗北ではありません。

むしろ、問題の停滞を断ち切り、すっきりと前へ進むための、最も
シンプルで効果的な手段です。

誠意ある一言は場を整え、関係性を修復し、信頼を守ります。

一方で、謝れない人は、言い訳を探したり、他責に向かいがちです。

自分の過ちを認めることに抵抗があるため、問題を「自分ごと」と
して受け止められず、結果として改善が進みません。

こうした姿勢は、トラブルを長引かせ、周囲との関係性をぎこちなく
してしまいます。

謝るべき時に、適切に謝れる人でありたい。

それは単なる礼儀ではなく、「成長できるか」「信頼されるか」を
左右する大切な仕事の姿勢です。

誠実に向き合う姿勢こそが、次のチャンスを呼び込み、良い人間関係と
強い組織を創っていきます。