経営者の集まりより、仕事から学ぶようになりました
会社を始めた頃は、他社の経営者の方々とお付き合いする機会もありました。
会社を経営している人の話を聞けば、経営について学べる。
成功している会社の考え方を知れば、自分の会社にも活かせる。
そう考えていました。
実際に、そこで教えていただいたこともあります。
経営について考えるきっかけになったこともありました。
ただ、ある時から私は、仕事以外で他社の経営者の方々とお付き合いすることがほとんどなくなりました。
理由は特別なものではありません。
限られた時間を使うなら、私は実際の仕事をしている方が学べると思うようになったからです。
お客様から難しい相談をいただく。
加工方法を考える。
失敗する。
原因を調べる。
協力会社に教えていただく。
製品が完成する。
そして次の仕事では、前回の経験を使ってもう少し良い方法を考える。
私にとっては、この繰り返しが一番の勉強になりました。
経営についても同じでした。
本に書かれている正しい方法が、そのまま(株)アリスに合うとは限りません。
他社で成功している仕組みが、自分たちにも必要とは限りません。
まず仕事をして、問題が起きたら考える。
必要になったことを学ぶ。
そして、自分たちなりの方法へ変えていく。
今は、この方が私には合っています。
これは、会社の中で仕事を覚えるときにも似ています。
最初からすべてを勉強してから仕事を始めるのではありません。
実際の仕事の中で、「これは何だろう」「なぜこうするのだろう」と疑問が出てくる。
そこで確認し、教えてもらい、自分でも考える。
その経験が、次の仕事につながっていきます。
14年間続けてきて、私は立派な経営論を語れるようにはなりませんでした。
その代わり、目の前の仕事から学ぶことの大切さは、以前よりよく分かるようになりました。
これからも(株)アリスは、実際のものづくりの中で学び、考え、少しずつできることを増やしていきたいと思っています。