ここ最近特にマーケティング支援サービスを取り扱う会社からの電話
営業やメール営業がひどい。
凄い数の電話やメールが毎日来ます。
私は長年営業して来たのでマーケティングを本やセミナーなどで学んで
来ています。
競合他社との差別化やアドバンテージをどう生み出していくのかをずっと
考えて来ましたが、そうではないなという結論が出ました。
サラリーマンの時に気づき、起業した頃にはマーケティングを調べる
事無く、自分がお客様にどんな仕事やサービスを提供できて喜んでいただける
のかだけを考えるようになりました。
零細企業だからかもしれませんが、会社勤めでも同じ考え方でした。

競合先を調べて差別化をはかったり、また価格競争に進むと相手も同じ
動きをしている事に気づきます。
上手に棲み分けが出来れば良いんですが、ネット社会がノウハウや情報を
オープンにした事によって、莫大な資金を投入して特殊な機械を買ったり、
特許を購入したり出来ないと差別化はしずらくなりました。

ずっと営業成績はまずまず良かったので、その私のスタイルを考えると、
まったく競合先に目を向けず、お客様が何を私が出来れば喜んでくれるのか？
を模索していました。
単純に縁があったお客様に何かで役立ちたいといつも思っていて、難易度が
高いご相談事の実現に必死でした。

他社が断る仕事はやっぱり難しい。
課題が多く、素材の入手が困難だったり、加工方法が多岐に渡ったり、
手間暇が大変だったり、高い技術が必要だったり、一筋縄ではいかない。
それにアイデアが出てこないと解決できない課題が必ずありました。

聴いた事が無い材料やまったく知らない加工方法、どうすれば出来るの
だろうと思う仕上げや、難しい技術がたくさんあって、挑戦する事で
知ることができ、気づき、発見があって実現していく。
結果、知識が増えて、貴重な体験が出来て、縁も広がり、お客様も
喜んでくれて匿名でのお仕事になっていく。

私が責任者なので、ピンチが怖くて、本当に出来るのだろうか？など
プレッシャーは凄いですが、それ以上にメリットが大きい。
面白いので追求していった結果、営業から技術営業という名刺に変更
されてました。

好奇心や向上心、知識欲が旺盛で、あたらしい事好きの私は必ずおNEWが
ある試作から挑戦して量産まで対応するという事がどんどん増えていきました。

修羅場を経験した数が能力だと思います。
それに、いざという時にアイデアが閃く開発エンジニアとしての力でも
あります。
自然を開発から始めるものづくりに対応する事が多くなっていきました。

ARICEでは、その培って来た開発からのものづくりに特化した事業を
展開して来ました。
それに営業はしない。
ホームページでの情報発信でお客様に広報していく。
起業した時にそう決めました。
ノウハウが確立されていき、今ではメールだけでも開発からの仕事が
出来るようになりました。
それも独自路線なのかもしれません。

ホームページでは実際にご来社いただき、腹を割った話をさせていただいた
ようになっていただけるよう空気感や実際を伝えるようにしています。
そのまんまを伝える事でご判断いただけるように工夫しています。

等身大の（株）アリスを知っていただけるように更なる工夫をして
参りますので、今後ともご愛顧の程よろしくお願いします。