日本人は、なぜ「帰る場所」を大切にしたのか
2013.10.16
昔の日本では、故郷や村、祭りへの思いが強かった。
私は、それは単なる懐かしさではなかったと思っています。
そこへ帰れば、自分を知っている人がいる。
子どもの頃を知っている人がいる。
親を知っている人がいる。
自分が何者なのか説明しなくても分かってくれる。
つまり故郷は、
場所ではなく、人とのつながりだった。
だから祭りになると帰る。
盆になると帰る。
墓参りに帰る。
そこには、自分の家だけではなく、地域の記憶が残っている。
昔の日本人にとって、
「帰る場所がある」
ということは、
自分が共同体の一員であることを確認できる
ということだったのではないでしょうか。
今でも、故郷を離れて長く暮らしている人が、祭りや盆になると帰る。
これは古い共同体感覚の名残かもしれません。
家族だけではない。
地域そのものが、自分の居場所だった。
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