揺れながらも、前に進むという選択。
(株)アリスの現場にいると、強く在り続けることの難しさを日々感じます。その中で私は、いつも明るくいられる人や、思ったことを自然に言葉にできる人、どんな状況でも折れないタフさを持った人に、純粋な尊敬を抱いています。
一方で、自分自身は決してそんなに強くはありません。仕事が楽しいと思えない時や、ストレスに押し潰されそうになることもあります。周囲には見せないようにしてきましたが、振り返ると心が疲弊していた時期も何度もありました。
経営に関わるようになってからは、その感覚はより顕著になりました。判断の重さ、逃げ場のなさ、結果への責任。頭では理解していても、心が追いつかず、緊張に飲み込まれてしまうこともありました。本来出せるはずの力を発揮できない、動けなくなる。そういった状態も、特別なことではありませんでした。
今も状況が劇的に変わったわけではありません。ただ、少しだけ変わったのは、その状態の中でも「どう動くか」を考えられるようになってきたことです。絶体絶命に思える場面でも、完全でなくていいから一手を打つ。整理して、小さく前に進む。その積み重ねが、結果として道を開くことがあると実感しています。
私は繊細な部分があり、人の言葉に影響を受けやすい面があります。ただ、それを無くそうとするのではなく、受け止め方を少しずつ整えることで、必要以上に振り回されない状態に近づけていると感じています。以前よりも早く立ち直り、また前を向けるようになりました。
平穏な状態だけでは、見えないものがあります。負荷のかかる場面、いわゆる修羅場の中には、自分の弱さや限界だけでなく、新しい気づきや次の選択肢も同時に存在しています。
(株)アリスとしても、そして私自身も、まだその途中にいます。揺れながらでも前に進む。その選択を続けていく中で、少しずつでも前進していけたらと考えています。
同じように迷いやプレッシャーの中にいる方にとって、この感覚がどこかで重なるものであれば嬉しく思います。