当たり前を積み重ねる
今朝も(株)アリスでは、いつも通り会社周辺の掃除から一日が始まりました。
掃除をしていると、お隣の会社の方から声を掛けていただきました。
「自分たちが出している粉塵を掃除していただき申し訳ありません。自分たちでしっかり掃除します。」
その会社も日頃から業務として清掃活動に取り組まれています。お互いに特別なことをしているわけではなく、それぞれが自分たちの環境を整えるために行動しているだけです。
(株)アリスが毎朝掃除を行うのも、誰かに感謝されるためではありません。
整理、整頓、清掃、清潔、躾。
いわゆる5Sと呼ばれる考え方ですが、私たちは単なる職場改善活動として捉えていません。
ものづくりは再現性が求められる仕事です。同じ品質を安定して作り続けるためには、設備や工具だけではなく、働く環境そのものが整っていることが重要になります。
床に物が散乱している。必要な物の置き場所が決まっていない。汚れや異常に気付けない。
こうした状態では、小さな変化や異常を見逃しやすくなります。
一方で、整理された環境では違和感がすぐに見つかります。工具の置き忘れや設備の異常、材料の変化なども早い段階で気付くことができます。
私たちが大切にしているのは、掃除そのものではなく、環境を整えることで判断しやすい状態をつくることです。
また、職場の中だけが管理の対象ではありません。
会社の周辺も含めて、自分たちが日々活動する場所です。
工場の中は綺麗でも、外は気にしないという考え方では、本当の意味で環境を大切にしているとは言えないと考えています。
仕事は製品を作ることだけではありません。
どのような環境で仕事をするのか。どのような状態を維持するのか。何を当たり前として積み重ねるのか。
そうした日々の行動が、品質や信頼につながっていきます。
派手な取り組みではありませんが、こうした当たり前の積み重ねこそが、ものづくりの土台になると(株)アリスは考えています。