引き受けた仕事を、最後までやり遂げる
ものづくりの仕事では、最初に考えていたとおりに進まないことがあります。
材料の入荷が遅れる。
加工中に問題が見つかる。
予定していた方法では、必要な精度を確保できない。
製作途中で、お客様との確認が必要になる。
こうした問題は、できるだけ事前に防がなければなりません。
しかし、どれだけ準備をしていても、予想していなかったことが起きる場合があります。
そのとき、どのように向き合うかが大切だと思っています。
例えば、機械部品を製作している途中で、加工方法に問題が見つかったとします。
予定していた工程では、図面に指定された寸法や品質を満たせない可能性がある。
そんなとき、まず必要なのは、現状を正確に確認することです。
何が問題なのか。
どこまで製作できているのか。
別の加工方法で対応できるのか。
納期への影響はあるのか。
必要な情報を整理し、対応方法を考えます。
自社の設備だけでは対応できない場合には、専門技術を持つ協力会社に相談することもあります。
加工方法を変更することで対応できる場合もあれば、材料や製作工程から見直す必要がある場合もあります。
もちろん、お客様との確認が必要な変更を、製作する側だけで勝手に決めることはできません。
品質や納期に影響する場合には、状況を正確に伝え、必要なことを相談する責任があります。
また、仕事を最後までやり遂げるというのは、どんな方法でも完成させればよいという意味ではありません。
無理な加工を続ければ、かえって品質上の問題を大きくすることがあります。
安全性や使用条件を満たせないのであれば、そのことも正直に伝える必要があります。
大切なのは、問題から目をそらさず、責任を持って向き合うことです。
(株)アリスは、研究開発から生産現場まで、樹脂・金属・ゴムなどのさまざまな製作案件に関わっています。
自社ですべての技術や設備を持っているわけではありません。
だからこそ、必要なときには協力会社の力を借り、適した方法を考えながら仕事を進めています。
一つの仕事には、お客様だけでなく、材料を供給する会社、加工を担当する人、検査や出荷に関わる人など、さまざまな人が関係しています。
その中で、誰か一人が自分の担当だけを終えれば、仕事が完成するわけではありません。
必要な情報を伝え合い、それぞれの役割を果たして、初めてお客様へ製品を届けることができます。
(株)アリスでは、取引金額や会社規模にかかわらず、引き受けた仕事にベストを尽くすことを大切にしています。
仕事の途中で問題が起きたときも、その姿勢は変わりません。
できることを探し、必要な人と協力し、最後まで責任を持って取り組む。
そうした仕事の積み重ねが、お客様や協力会社との信頼につながっていくと考えています。