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プロフェッショナルとエンジニアと職人と匠の定義と関係性

2023.11.04

プロフェッショナルとエンジニアと職人に匠をプラスして関係性を
考えてみました。

開発ものづくり(株)アリスは、開発からのものづくりをメイン事業
として行って来ましたので、さまざまな業界のメーカーエンジニア様を
中心に機構設計やデザイン、生産技術や製造、営業、研究開発などに
所属されている開発者様たちやものづくりに携わる技術屋様たちから
お仕事をいただいて開発現場に貢献して来ました。

■数年後の製品化を目指す未来の新製品を模索する原理試作や先行開発。
■次年度のフルモデルチェンジする新製品。
■マイナーチェンジする製品の開発試作から小ロット多品種の量産部品。
■新開発製品の機能や機構などを検査する時に使う治具を設計製作。
■新しい製造ラインで使う治具などを設計製作。
■海外で製作した金型や部品などの2D/3D+図面作成。
■まだまだ使える生産設備の部品が摩耗や破断で新部品を入手したい。
■倒産や廃業、生産中止などで手に入らなくなった部品を現物から製作。

いろいろなパターンでものづくり現場に役立って来ました。
私たちアリスは開発からのものづくりのプロフェッショナルです。
それに工学的知識を有する開発エンジニアでもあります。
熟練する事で独自のノウハウを身に付けた職人でもあります。

そこで、プロフェッショナルとエンジニアと職人に匠をプラスしての
関連性を考案してみました。
上図にあるように、まずはお客様のご要望に応えてものづくりが出来る
プロフェッショナルである事が基本です。
お任せいただいた仕事を確実にこなし、品質とサービスでご満足いただける
存在であることがものづくりのプロフェッショナルとしての役目であり使命。
その存在意義があってこそ、製造業の会社として成り立ちます。
プロフェッショナルである事は当たり前として、工学的な基礎知識に、課題
解決のためのデータ化や分析力、問題解決力があってこそ開発エンジニアです。
経験してきた感覚だけに頼るのではなく、論理やアイデアを活かして実際の
現場で課題を解決してきた修羅場をこなした数がたくさんある。
開発現場からのものづくりが対応範囲であれば開発エンジニアです。
その開発現場からのものづくりに熟練していて、理論に肌感覚や実績を
プラスして高品質に製作出来る技術までに高めた人たちが職人です。
ひとつひとつの仕事で高い技術を追及し続けて来た人たちです。

プロ意識が高くて、エンジニアとしての論理的な思考力を持ち合わせていて
熟練した職人さんが、日々考え抜いてその人しか出来なくなった技術が
匠の技と呼ばれます。

そこには「名人」や「人間国宝」さんがいるほんの一握りの存在。
そんな職人の極みが「匠」と呼ばれています。
「匠」だけが自己評価しての自称ではなく、他人からの評価です。

プロフェッショナル→エンジニア→職人の延長線上には匠はいない。
何十年も日々努力したからといって必ず到達できるという保証はない
厳しいランクが、「匠」です。

天才とは、1%のひらめきと99%の努力である。
その1%のひらめきがないと匠にはジャンプ出来ない。
生まれもった素質やセンス、感覚や能力なのかもしれない。
芸術家に近い選ばれし者だけの世界。
運であるラッキーも味方してくれないと、「匠」にはなれないの
かもしません。

ものづくりの世界にいる私たちも、「匠」と呼ばれるようになりたい。
そのために、日々を積み重ねていきたいと思います。

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