それでもミスがゼロにならない理由
2021.06.24
工程を分けて確認を入れる。
複数人でチェックを行う。
(株)アリスでは、こうした仕組みを積み重ねることで、ミスを減らす取り組みを続けてきました。
それでも、ミスが完全に消えることはありません。
その理由の一つは、ものづくりの中に必ず「判断」が含まれているからです。
同じ図面を見ていても、どこを重点的に見るか。
どの順番で進めるか。
どの程度を合格とするか。
その解釈の違いが、わずかな差として現れることがあります。
もう一つは、人が関わる以上、その状態が常に一定ではないという点です。
集中できているときもあれば、確認が甘くなる瞬間もあります。
経験があっても、状況や環境によって精度は揺れます。
つまりミスは、例外的な出来事というよりも、一定の条件下で起こり得る現象だと捉えています。
だからこそ重要なのは、「ゼロにすること」そのものではありません。
どの段階で気づけるのか。
どこで止められるのか。
どこまで影響が広がる前に修正できるのか。
そこに視点を置く必要があります。
(株)アリスでは、ミスを完全になくすことよりも、「広がらない構造」をつくることを重視しています。
途中で検知できること。
影響範囲を限定できること。
すぐに修正に移れること。
そうした仕組みが積み重なることで、結果として全体の精度は安定していきます。
ミスを“なくす対象”として見るのではなく、
“前提として制御するもの”として捉えること。
その考え方が、現場の設計や判断の基盤になっています。
同じ文章は不要です。